私が所属する生産技術開発部プロセスエンジニアリング課では、製造プロセスの新規開発や既存プロセスの改良を行っています。ラボと実際の工場での製造とではスケールが異なるため、反応の発熱量や撹拌の具合なども変わり、また実機での操作が難しいなど、様々な問題が起こります。そうした際に、原因を追及し、より安全かつ効率的なプロセスを開発することが私の仕事です。
検討する製品は多岐にわたり、研究開発や製造現場である工場と連携して取り組む案件がほとんど。部署が変われば視点も変わる中で、両者の橋渡しとなることも求められます。求められる物性を満たすことはもちろん、現場でいかに安全に効率よくつくることができるか、多角的に検討し、プロセス開発を行うようにしています。
プロセス開発にあたっては、製造現場の設備や製造工程を自分の目で確認するなど、「現場の状況」をしっかりと理解して臨むようにしています。その上で、発生する様々な問題に適切な対策を講じることで、課題を一つひとつクリアし、実機でうまく製造できるようになった時には、大きなやりがいを感じます。
原因究明には、いろいろな視点から推察してデータを取ったり、時には継続的にデータを観察したりすることも必要です。多様な案件に柔軟に対応できる実践力を身につけていきたいですね。また、様々な部署と連携して仕事を進めるため、スケジュール管理はとても重要です。自分が中心になってみんなを引っ張っていくという意識を持ち、率先して行動するようにしています。
大学では化学工学を専攻しており、化学に携わる仕事をしたいと、化学業界をメインに就職活動をしていました。リクルーターとして大学を訪れた先輩の話を聞いたことがきっかけで、荒川化学に興味を持ち、会社説明会に参加。先輩社員がいきいきと話され、まだ学生である私に気さくに話しかけてくれたことが印象に残りました。
自分の意見をしっかりと発信できる環境で仕事をしたいと考えていたので、「この会社なら楽しく働けそう」と入社を決めました。
私の夢は