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大阪工場でISO14001認証取得

2001年6月 4日

 当社は主力工場の一つである大阪工場ならびに同敷地内にある研究所で、環境マネジメントの国際規格[ISO14001]の認証を取得した。認証機関は財団法人日本品質保証機構。

 登録活動の認証の範囲は、製紙用薬品、インキ及び塗料ならびに接着剤用樹脂、合成ゴム重合用乳化剤、電子材料、医薬原料などの化成品の製造と研究開発。

 当社は開発型企業の基盤となる技術力の拡充を目指し、主力製品の拡販や新規な用途開発、あるいは新規事業の開拓を推進している。その為には国内の権威ある認証の取得は不可欠で、平成7年には水島工場がISO9002を取得したのを皮切りに富士工場(平成8)、大阪工場(平成9)、小名浜工場(平成10)の主力全ての工場でISO9002を相次いで取得し、品質保証において国際的な機関の認知を得てきた。

 平成5年に策定した21ビジョンの基本コンセプトとして「ロジンに代表される地球に優しい素材を通して、社会に貢献するスペシャリティー・ケミカルパートナー」を掲げ、世界的規模で急速に環境問題がクローズアップされる中、環境問題への取り組みを積極的に行なっている。

 平成11年には水島工場がISO14001の取得、その他の国内の主力工場でも順次ISO14001の認証取得を進め、富士工場が本年3月に認証取得したのに引き続き、小名浜工場でも今月18日に認証取得したばかり。

 大阪工場は昭和11年(1936年)に建設され、大正初期にメーカーへと事業転換する足掛かりとなった鴫野工場(大正3年操業)と併せ、当社がロジン関連化学製品を供給するメーカーとして大きく飛躍する原動力となった。

 同敷地内には当社の技術力を長年支えてきた研究所を有しており、現在、製紙用薬品、印刷インキ及び塗料用樹脂、粘着・接着剤用樹脂、半導体関連ならびに液晶関連材料など幅広い研究開発に取り組んでいるため、併せて登録活動範囲の対象となったもの。

 今回の大阪工場の認証取得により、主力4工場すべてがISO14001の認証取得を終え、さらに研究所も併せて登録できたことで、これまで以上に環境への配慮を強化した製造と研究開発、省エネ、廃棄物の削減ならびに汚染の予防を充実させ、健全な環境を維持・向上させていく。

 

大阪工場の認証の対象

事   業   所  : 荒川化学工業株式会社  大阪工場
住        所  : 大阪市鶴見区鶴見1-1-9
工   場   長  : 河村 敏嗣
操        業  : 昭和11年
関 連 事 業 所  : 研究所
住        所  : 大阪市城東区今福南3-4-3 
研  究  所  長  : 取締役研究所長 中尾 光良
従  業  員  数  : 279名(大阪工場・研究所)
登   録   日  : 平成13年5月25日
環境管理責任者  : 品質管理課 マネージャー 福森 章夫

以 上