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新研究所建設のお知らせ
2002年8月 5日
荒川化学工業(大阪市中央区、社長 末村長弘)は、大阪工場(大阪市鶴見区)の敷地内に新研究所の建設を平成13年7月に着工、建設中でしたが、去る8月2日に竣工式を終えましたのでお知らせいたします。
1.主旨
当社の研究所は1957年に建設以来、1979年の増設を最終とする計6回の増設を実施しながら、主力製品である製紙用薬品、印刷インキ及び塗料用樹脂、粘着・接着剤用樹脂の研究開発に取り組んできた。その後、1983年には新規事業の育成のため、別棟として研究所北館を建設、1993年には筑波研究所を建設するなど、化学メーカーとして継続的な発展のため、その要となる技術力の向上をはかり、既存事業の強化による安定成長の基盤確立と次代に向けた発展を目指した研究開発を推進してきた。
21世紀に勝ち残るためには、これまで以上に研究開発のスピードが要求され、且つ効率的な質の高い研究内容で顧客に応えていく必要があるが、旧来の研究所は設備の老朽化のため、研究開発の効率低下が懸念され、さらに設備の維持・保全に費用と労力が負担となってきたことから、今回の新研究所の建設に踏み切った。新研究所は研究の効率化、環境、省エネにも考慮するとともに、新規事業に対応したクリーンルームおよび当社製品をアピールする展示コーナーを設置した。
新研究所建設後は、筑波研究所との2極体制で、当社の重点施策に掲げている新規事業の育成ならびに既存事業の強化に一段と弾みをつけ、環境の変化に柔軟に対応しながら、独自の技術を創造できる企業を目指す。
2.新研究所の概要
名 称 | : 研究所南館 |
建設規模 | : 6階鉄骨鉄筋コンクリート |
建築面積 | : 800㎡ |
延床面積 | : 5063㎡ |
総研究員 | : 200名(現在165名) |
投 資 額 | : 12億円 |
工事着工 | : 平成13年7月 |
完 工 | : 平成14年8月 |
以 上