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再生可能原料由来のアルコールを当社ロジン誘導体製品の一部へ適用開始します

2022年6月23日

当社は第5次中期5カ年経営実行計画(2021~2025年度)において、持続可能な地球環境と社会の実現に向けてCO₂排出量削減を重点課題の一つとして捉えております。その施策の一つとして、ロジン*¹誘導体製品の原料であるアルコールについて、マスバランス方式*²に基づいた再生可能原料をベースとしたアルコールへの置換を7月製造分から順次開始してまいります。

なお、再生可能原料をベースとするアルコールを適用可能な製品のうち、2022年度は約50%分の適用を目標に取り組んでまいりますが、100%置換することによるCO₂排出量削減効果は年間約1,200トン規模*³にあたります。
持続可能な原材料の調達は企業の責任であるとともに、企業価値向上につながる重要な活動であります。これまで永年にわたり
慣れ親しんできたロジンだけではなく、ロジン誘導体製品に関わる周辺原料に至るまで再生可能な原料にこだわった製品を提供する
ことで、今後もより一層サプライチェーンの持続性確保に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

*1 ロジンは松から得られる琥珀色、無定形の天然樹脂であり、持続可能な再生原料です。
*2 原料生産時の各原料槽にフィードされた再生可能原料の量を追跡し、それぞれの製品に再生可能原料比率を割り当てる方法であり、現行の石油化学原料から
  製造されている原料と同一製品です。
*3 原料メーカーから提供受けたISCCの認証証明書(持続可能性に関する世界的認証制度)に基づいた算出分です。